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[329] 短詩形文学作品のアミューズメント化現象

投稿者: 根保孝栄・石塚邦男 投稿日:2020年 7月26日(日)06時37分47秒 KD175131208230.ppp-bb.dion.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

・短詩形文学の作品評価を小説部門の評価軸でいうところの<純文学>か<アミューズメント>かで仕分けすると、短歌と俳句は純文学であり、川柳や狂歌はアミューズメントというところか。

・だが、最近では短歌作品でも、ふざけた狂歌風な作品が良い作品ともてはやされる傾向にあり、一概に短歌すべてが純文学的作品とは言えないだろう。特に若い世代の歌人は、<面白い作品>、<奇抜な作品>をあえて評価する傾向であり、今や短歌も純文学的ではなくなっている。

・俳句の世界でも同様で、川柳的な世相を冷やかすような作品が評価される傾向が強まっており、短歌の世界同様に、アミューズメント化していて、真面目な人生訓話的、哲学的世界を描写する作品は影薄くなりつつあるのを、どう見ればいいのか。

・このように、日本における文学作品の評価軸は、奇抜で面白ければいい、というような傾向に走っており、昔でいうところの<純文学>の衰退、退化状況が顕著である。しょせん文学作品といっても、哲学や宗教の世界と違って、一般の精神文化を楽しくする性格のものであるから、堅苦しく純文学か不純文学か、シリアスな作品かアミューズメントかなどと論議するようなものではないというのも一理があり、分からないでもない。

・だが、それでこと済ませられないのが、文芸評論家の看板を掲げている階層であろう。作家論、作品論などの衰退、大学における文学部の人気下落は、このような世相を反映しているのかもしれない。この問題については、折につけ深入りして考えてみたい。

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